眼科医療、眼科医の将来を考えるスタディグループ[ CAOS21の会 ]

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活動記録について

【第15回】CAOS21の会/手術見学コースご案内

今回のコースは1、2日目に眼瞼下垂手術と2つの大きな老舗眼科病院の施設見学、最終日は近年急成長の日帰り白内障手術施設での手術見学を計画しました。

第1日目 8月5日(木)
第一日目は東京お茶ノ水の井上眼科病院(理事長井上治郎先生)を訪問します。
手術見学は眼瞼下垂手術。術者は西條クリニック院長、西條正城(さいじょうまさくに)先生にお願いしています。西條先生は眼専門の形成外科として横浜市港南区で開業されています。
西條先生のミューラー筋タッキング法は単純ですがたいへん優れた方法と年々注目されてきました。西條先生は定期的に井上眼科でも手術をしています。
ご存知井上眼科病院は東京の中心で1日外来患者数1000人を越す巨大眼科施設です。123年の歴史と伝統を持つ名門病院と言えます。
病院の構成は御茶ノ水本院が中心ですがその周辺に駿河台診療所(コンタクト、小児、神経眼科)、お茶の水眼科クリニック(屈折矯正手術、角膜疾患、緑内障)、そして西葛西分院(網膜硝子体手術)となっています。それぞれ専門別に充実した施設を確立しております。

第2日目 8月6日(金)
第二日目は、水戸市の小沢眼科内科病院(理事長小沢忠彦先生)を訪問します。
手術見学は小沢法(Berke変法)による眼瞼挙筋短縮術を院長小沢忠彦先生にお願いしています。並列で硝子体手術を中川夏司先生にお願いいたします。中川先生は、福大の大島健司先生の門下生であり年間400件の硝子体手術を行っています。
小沢眼科内科病院は100年の歴史を持ち、水戸市郊外の吉沢町本院(見学地)、五軒町診療所、大宮診療所を持っており外来患者は一日800人。五軒町診療所では、ロービジョンケアにも対応、敷地内に茨城県眼科医会、茨城県アイバンクも運営されています。また、本院は内科糖尿病センターを設置しており、約600名の通院患者がいます。平成13年の新病院立ち上げに際し院内の医療情報部(東芝出身)が1年前より患者フロー分析を行い、受付から検査、診察まで一貫した電子システムを構築しました。診察室内で用いる電子カルテシステムは、「デュアルシステム」として特許申請中とのことです。この近代的なシステムは効率がよいとのことたいへん興味がもたれます。

第3日目 8月7日(土)
第三日目は、つくば市の高田眼科を訪問します。
手術見学は院長高田眞智子先生の白内障手術です。ご存知のように高田眞智子先生はCAOSの常連メンバーでもあります。
高田眼科は筑波大学病院の門前に位置します。開業は平成12年12月ですが、白内障手術件数は年々倍増して昨年は846件とのことです。この急成長は熟練した手術手技のみ・参加印象記 – CAOS21代表世話人 稲村 幹夫先生 ・主催者側感想記 – 高田眼科 高田 眞智子先生ならず、数々のアクションプランを重ねた結果であると推察致します。 その成功の秘密を垣間見たいものです。今日、白内障手術はすでに完成域に達ししかも日本では普遍的なものとなった感があります。真新しい話題が乏しいことは否めませんがCAOSの会の初心にもどり最終日に相応しい内容になればと思います。

主催:CAOS21の会 代表 稲村 幹夫
企画:株式会社ジャメックス  細川 保

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